トルコリラがとうとう下落しましたね。以前の記事から予想していた内容が実現した形です。今回はコロナ騒動に伴うトルコリラの下落に関するお話です。
初動は急激な円高でした。機関投資家が夏休みを控えて円売りの資産を処分したのでしょうか。この時点でリラは円に対して3%程度下落しました。ただ、そこに追い打ちを掛けるかのように本格的なリラ売りが入り、記事を書いている現時点でマイナス5%程度まで下落しています。
下落そのものは期待していた動きでしたので、管理人にとっては利益となる値動きでした。ただ、今後の動向はどうなることでしょう。
今回は動向予測を交えて、今後の戦略を練っていきたいと思います。
トルコリラが下落を開始~その原因は?
最初にチャートのおさらいから行きましょう。以下は7月末時点でのトルコリラ円の日足チャートです。ご覧の通り、直近で大きな下落があることが分かります。
冒頭に書いた通り、下落の初動は急激な円高でした。原因を明らかにすることはできませんが、おそらく機関投資家による円の買い戻しだと考えます。夏休みが間近になると、機関投資家は円売り資産を処分する傾向があるためです。
その後に本格的なリラ売りがかぶさってきました。こちらの原因は明確です。指標を控えた手仕舞いです。トルコ中銀による四半期報告を控え、一部の投資家が手持ちのポジションを手仕舞ったものと考えます。
実際、四半期報告ではインフレ率の悪化予測が発表され、今後の見通しが危ぶまれる事態となりました。中銀総裁は必死にフォローしていますが、なかなかに厳しい状況だと思います。
トルコリラの今後の戦略
さて、おさらいが終わったところで今後の戦略を練っていきましょう。
まず、現在のポジションです。管理人は売りのポジションを建てていました。このポジションに関してはもう既に利益確定のタイミングであると思っています。
これから夏枯れ相場でチャートは動かなくなりますし、動いたとしてもなかなか読みづらい動きになると思います。さらに言えば、急落後は急騰を伴うリバウンドが怖いので、今回のようなケースではサッと手仕舞いするようにしています。
おそらく、次の動きは夏休み明けの9月頃でしょう。この頃になれば市場参加者も夏休みを終え、本格的な値動きがスタートすることでしょう。個人的にも、8月の夏枯れ相場は次の準備をするための休息期間にしたいと思っています。
休み明けに予想される値動きは、下落トレンドの継続です。よっぽどの良いニュースが出ない限り、始まったトレンドを反転させるには至らないことでしょう。頃合いを見計らって戻り売りを試したいと思います。
売りは短期~スプレッド重視で口座を選ぶ
そのような訳で、今回はトルコリラが下落した事情と今後の動向をご紹介してみました。今後もリラ売りが基本方針にしようと考えています。
売りトレードのポイントとしては、やはり短期でサッと利益確定することです。「利益は伸ばせ」といいますが、急落時のポジションに関しては当てはまりません。急落後は多くの場合、リバウンドがあるためです。経験則からして、売りポジションは長く持っていても良いことがあまりありません。
口座選びのポイントとしては、上記の事情を踏まえてスプレッドの狭い口座を利用することをおすすめします。セントラル短資FXであれば、トルコリラ円のスプレッド1.7銭で取引することができます。業界でもかなり狭く設定されているほうではないでしょうか。
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