トルコリラといえば高金利通貨の代名詞です。トルコの金融政策から派生する利回りの高さこそ投資先としての最大の魅力です。長い年月にわたってポジションを保持すれば大きなスワップポイント利益を手に入れることができます。
一方で、トルコリラは高金利通貨であるために売りポジションを維持しにくいという難点もあります。スワップポイントを支払う側に回るからです。為替差益を手に入れてたとしてもスワップポイントの支払いがあるので不利なトレードをすることになります。
これらの課題を解決するには、各社のスワップポイントを比較することがヒントになります。スワップポイントの高いFX会社とスワップポイントの安いFX会社を見極めればよいからです。
そんな訳で、FX会社のスワップポイント比較表を用意してみました。併せてトルコリラの投資利回りに特徴のあるFX口座もご紹介していこうと思います。
※本ページの内容は順次改訂しておりますが、スワップポイントの変動により内容が古くなる場合もあります。ご容赦下さい。
トルコリラの長期保有に向く投資口座
トルコリラを長期間にわたってホールドする理由といえば、やはり高いスワップポイントから発生する運用利回りです。そんな長期保有を前提とする場合、何よりもスワップポイントの高い投資口座を選ぶことが利益拡大への近道です。
そんな時に役立つのが各社のスワップポイント比較表です。トルコリラ円のスワップポイントは最新データで以下の通りになっています。
FX証券会社 | 買いポジ | 売りポジ | コメント |
---|---|---|---|
インヴァスト証券 | 67 | -108 | 2019年新規参入 スワップ高め |
セントラル短資FX | 10 | -35 | 売りスワップ安い スプレッド狭い |
FXプライムbyGMO | 63 | -93 | |
GMOクリック証券 | 60 | -80 | |
SBIFXトレード(スポンサードリンク) | 50 | -60 | 1通貨から取引可 |
外為どっとコム | 43 | -73 | |
クリック365 | 42 | -42 | 売り買いスワップ同額 |
ヒロセ通商 | 35 | -65 | スワップ減額日あるが |
OANDA Japan | 52 | -163 | ドルリラ・ユーロもあり |
FXトレードフィナンシャル | 49 | -74 | |
マネーパートナーズ | 30 | -154 | 売買手法の検証が可能 |
トレイダーズ証券 みんなのFX | 50 | -50 | |
マネースクエア | 10 | -70 | |
LIGHT FX | 45 | -45 | |
アイネット証券 | 30 | -50 | 2019年新規参入 |
最終更新日:2019.12.22 |
ただし、あくまでスワップポイント比較表は参考程度に留めておきましょう。キャンペーンを実施中の会社はトルコリラのスワップポイントを一時的にだけ引き上げていることがあるからです。いわゆる「瞬間風速」というやつですね。
そんな訳で、個人的にはスワップポイントの一時的な増減よりも、投資口座の安定感や使い勝手を重視しています。そこで以下には、おすすめの投資口座を理由と共にコメントしていきましょう。
セントラル短資FXは安定して高いスワップポイント設定に
トルコリラ円のみの取引で良ければセントラル短資FXが安定して高い運用利回りを提供しています。
瞬間風速では他社に抜かれているかも知れませんが、スワップポイントの安定感で言えばセントラル短資FXがおすすめです。
競争が激しいトルコリラ業界の中で、同社は長年に渡って高水準の金額を維持しています。トルコリラの取り扱い実績も長く、最も古い2013年から取引提供を続けています。
そんな訳で、今後も安定してトルコリラのサービスを提供してくれることでしょう。選んでおいて間違いのない選択肢だと思います。興味のある方は、以下のリンク先ページも併せてご覧ください。当サイトからちょっとしたプレゼントのご用意があります。
少額で始めるならSBI FXトレードも視野に
少額の運用資金で始める場合、SBI FXトレードも選択肢に挙がります。1通貨単位で売買することができるからです。ドルコスト平均法のような細かい単位で投資する必要がある方に向いています。
何気にSBIグループも古くからトルコリラを取り扱っている企業です。実際問題、管理人が初めてトルコリラを目にしたのはSBI証券でした。まあ、SBI証券でもトルコリラは売買できますが売買単位が大きいのでここではおすすめ致しません。FX専門でやるならSBI FXトレードの方が便利だと思います。
そんな訳で、少額からトルコリラに投資するならSBI FXトレードがおすすめです。興味のある方は以下のリンク先ページも併せてご覧ください。
リンク:SBIFXトレードの公式PRページはこちら [PR]
トルコリラを対ドルで投資するための運用口座
トルコリラに投資する場合、その通貨ペアの選択肢を広げるとなると対ドル(USD/TRY)や対ユーロ(EUR/TRY)も候補に挙がってきます。
ただし、FX会社の選択肢はあまり多くはありません。各社のスワップポイントは以下の通りです。
FX証券会社 | USDTRY買い(Ask) | 売り(Bid) | EURTRY買い(Ask) | 売り(Bid) |
---|---|---|---|---|
OANDA Japan | -439 | 107 | -471 | 50 |
ヒロセ通商 | -864 | 128 | -680 | 128 |
最終更新日:2019.12.22 |
ここに出てくるOANDA Japanは色々と便利です
トルコリラの対ドル投資ならOANDA Japanがおすすめ
OANDA Japanは外資系の中でも安定したポイントレートを提供しています。スプレッドが非常に狭い点も魅力的ですが、スワップポイントの安定感もなかなかのものです。
特徴的な点は「セカンドカウント制」という変わったサービスを提供している点です。要は1秒ごとにスワップポイントを付加する方式ですね。前述の表では、同社HPの金利計算機に基づき24時間保有の場合の金額を算出しました。比較的、外資系FX会社の中では高いスワップポイントが設定されています。
さらにメリットとして1通貨単位の取引が可能である点もポイントです。少額で取引する場合やドルコスト平均法の運用に有利です。
興味のある方は以下のリンク先ページから口座を開設してみてください。同社の詳しい解説がされています。分かりづらいかも知れませんが口座開設へのリンクもあるはずです。
長期の売り持ちなら特殊な運用口座で
高金利通貨のトルコリラは売り建てで不利な通貨です。というのも、売りポジションを持ったまま日を跨ぐとスワップポイントの支払いが生じるためです。では、支払いスワップに注目して運用口座を比較するとどうなるでしょうか。
ここでもう一度スワップポイント比較表を出したいと思います。さて、売りポジションのマイナススワップが少ないFX会社はどこでしょうか。
FX証券会社 | 買いポジ | 売りポジ | コメント |
---|---|---|---|
インヴァスト証券 | 67 | -108 | 2019年新規参入 スワップ高め |
セントラル短資FX | 10 | -35 | 売りスワップ安い スプレッド狭い |
FXプライムbyGMO | 63 | -93 | |
GMOクリック証券 | 60 | -80 | |
SBIFXトレード(スポンサードリンク) | 50 | -60 | 1通貨から取引可 |
外為どっとコム | 43 | -73 | |
クリック365 | 42 | -42 | 売り買いスワップ同額 |
ヒロセ通商 | 35 | -65 | スワップ減額日あるが |
OANDA Japan | 52 | -163 | ドルリラ・ユーロもあり |
FXトレードフィナンシャル | 49 | -74 | |
マネーパートナーズ | 30 | -154 | 売買手法の検証が可能 |
トレイダーズ証券 みんなのFX | 50 | -50 | |
マネースクエア | 10 | -70 | |
LIGHT FX | 45 | -45 | |
アイネット証券 | 30 | -50 | 2019年新規参入 |
最終更新日:2019.12.22 |
答えはマネースクエアです。時期による変動もありますが、往々にしてマネースクエアのスワップポイントが安い傾向にあります。
トルコリラの売りポジションを持つマネースクエアです
トラリピで知られる同社ですが、トルコリラの売り建てでも便利なFX会社です。時期にもよりますが、大体の場合に支払いスワップが安く設定されているからです。おそらく売りで入るトラリピトレードを意識しているのでしょう。
トラリピは売買頻度の高い手法であるためか、スプレッドコストも安く設定されている点もポイントです。ある程度まで頻繁に売買してもスプレッドコストが苦にならないのですね。トルコリラの短期売買に興味のある方にもおすすめのFX会社です。
マネースクエアの口座開設は是非とも以下のリンク先ページからどうぞ。トラリピの詳細な説明を記載されています。
リンク:【マネースクエア】の特設HPへ
トルコリラの投資口座選びの方法まとめ
以上の通り、スワップポイントのスペックや安定感は運用口座により異なります。あえて高金利のトルコリラをトレードするのですから、口座ごとの特色を押さえておくと面白いと思います。出来ることなら、買いポジションならスワップポイントの高いFX会社で保有し、売りトレードなら支払いスワップの安い特殊な運用口座で仕掛けたいものです。この点、売買方針によって異なる運用口座を持つことを一考して良いかも知れません。
トレードスタイルによる用途別にまとめてみると以下のようになります。
- 高スワップポイントを狙って長期保有を考えている。⇒セントラル短資FX
- 小額から始めたい。低コストで取引したい。⇒SBIFXトレード(スポンサードリンク)
- USD/TRYやEUR/TRYもトレードしたい⇒OANDA Japan
- 支払いスワップを抑えて売り建てしたい。⇒マネースクエア
それぞれのFX会社の詳細は、以下のページにまとめています。興味が湧きましたら、併せてご覧ください。