FXを始めた多くの方が、ドルやユーロといった通貨ペアを扱ってらっしゃると思います。こうした通貨はメジャー通貨と呼ばれ、昔から広く取引されてきました。
その点、トルコリラは比較的、近年になって取引されるようになった通貨です。日本ではこの3年くらいで取り扱うFX会社も増えてきました。それまでは、ごく少数の国内FX会社や外資系FX会社でしか扱いがなく、取引の機会が限られていました。
このような訳で、トルコリラの魅力は一般にあまり知られていません。そこで、このページではトルコリラの魅力を解説していきたいと思います。
FXでトルコリラが魅力的な理由
最初にトルコリラの魅力について解説しましょう。トルコと言えば新興国です。新興国ならではの高い成長率とポテンシャルの高さが、将来への期待を膨らませる国です。特に未だ30代未満が多い人口比率が、近い将来の人口ボーナスと黄金期を連想させます。
FXでは、トルコリラと言えば金利通貨の代名詞です。ゼロ金利中の日本とは異なり、トルコではインフレを抑えるために高い政策金利を維持しています。この高い政策金利から生まれるスワップポイントこそが、トルコリラならではの魅力となっています。
具体的には、毎日入ってくるスワップポイントの魅力に惹かれて長期保有の戦略を選ぶ方が多いようです。実際、年間利回り10%超と聞けば、魅力的に映るのも仕方ありません。
ここら辺の事情については、以下の記事に具体的な情報をまとめました。ご覧あれ。
- FXでトルコリラが魅力的な3つの理由
- なぜわざわざトルコリラなのか?トルコリラの魅力を説明します。
通貨ペアとしてのトルコリラの魅力
次に、FX通貨としてのトルコリラの特徴を解説しましょう。冒頭に少し触れましたが、トルコリラはドルやユーロほど頻繁に売買されるタイプの通貨ではありません。加えて、新興国という位置づけがあります。こうした通貨をFX業界では“マイナー通貨”と呼びます。
トルコの場合は政策金利が高い点が魅力です。このような金利の高い通貨を指して“金利通貨”と呼ぶこともあります。トルコ以外にも金利通貨は存在し、日本では南アフリカランドやメキシコペソが人気です。もっとも、トルコリラの場合、そうした通貨の中でもさらに金利が高く、金利通貨の王様と言えるかも知れません。
注意すべき点もあります。それは流動性に若干の難があることです。トルコリラは市場の需要・供給が少なく、あまり頻繁には売買されないタイプの通貨です。このため、日中に海外市場が休んでいる間は、売買が成立しなかったり、スプレッドが大きく広がったりする可能性があります。この点は、非常に注意が必要です。
この辺の事情は以下の記事にまとめました。興味のある方はご覧ください。
- FXにおけるトルコリラの特徴
- FXにおけるトルコリラの性質・位置づけ・特徴を説明します。
トルコリラがトレンドを成す要因
最後にFX通貨としてのトルコリラがアップトレンドやダウントレンドを成す要因について解説します。
トルコリラは近年はダウントレンドの傾向が強い通貨です。理由はいくつかありますが、その一つがインフレ率です。トルコのような新興国はインフレ傾向が強い国です。このため、日々通貨の価値が減価しやすく、インフレの程度からは目が離せません。通貨が持つ本来の価値が為替レートに強い影響を与えるのです。
インフレを抑えるのは中央銀行の役目です。中央銀行は政策金利をコントロールすることでインフレ抑制に勤めます。政策金利が高くなればスワップポイントも高くなるということで、投資・投機の機会を狙った投資家たちの注目を浴びるのですね。中銀が政策金利を引き上げることで、トルコリラの魅力が上がる傾向にあります。
この辺のファンダメンタルズ要因については、以下の記事にまとめました。ご覧ください。
- トルコリラのトレンド要因
- トルコリラの相場を動かすファンダメンタルについて説明します。
まとめ
以上の通り、トルコリラの特徴をざっくり簡潔にまとめてみました。語りだせばキリがないので、要点だけ書きだした次第です。その他の日々のニュースやノウハウについては、関連記事やtwitterでも解説しています。
ここに書いた一部の内容は、トルコリラが初めての方にはちょっと難しいかも知れません。ただ、FXは経験が大きな影響を占める投資手段なので、やっぱりやってみることが重要です。ざっと、基礎知識をインプットしたら、実際に口座開設して取引システムに触ってみることをおすすめします。
トルコリラの場合、おすすめのFX会社がいくつかあります。個人的におすすめなのは、初心者でも扱いやすいセントラル短資FXでしょうか。他にもマニアックなFX会社はあるのですが、ちょっとトレードシステムが難しいかも知れません。この点、セントラル短資FXなら初心者にもとっつきやすいシステムになっているので安心です。
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