外貨投資の代表としてインドルピー、メキシコペソ、タイバーツに焦点を当て、マイナーな通貨を扱う証券会社を紹介します。具体的にはOANDA Japanです。取り扱い通貨の種類が非常に豊富です。OANDA Japanの扱う通貨ラインナップを取り上げ、その中でも期待の投資国をご紹介します。
GDP成長率の低下が底を打ち成長期待が高まるインド。本邦のメーカーや商社の進出が相次ぐメキシコ。そして、我らがトルコリラ。経済新聞でニュースを目にしたり、旅行に行ったりと、これらの新興国に興味を持って投資を始めたいと考えた方もいると思います。しかし、国内のFX業者では、なかなか外貨の扱いがないのが問題です。その点、OANDA Japanはマイナー通貨含む72通貨ペア(2015年現在)もの扱いがあります。
「海外投資向けのマイナー外貨が見つかる」と題して、特に新興国(エマージェンシー)通貨のFXトレードを始めたい方向けに、国内業者でも通貨の取扱が際だって幅広いOANDA Japan(オアンダジャパン)を紹介します。
OANDA Japanの通貨ラインナップ
投資信託の世界では、エマージングマーケット(新興市場)が人気です。例えばインドルピー建て株式投信やグローバルリートファンドといった名称が付くものです。その背景には、新興国は成長余地が大きく、通貨の利回りも高いことがあるのでしょう。海外旅行に行ったことがある方は、旅行先の国への投資に興味を持ち、こうした投資ファンドを調べた方もいるかも知れません。
FX(外国為替取引)を使って、直接通貨を保有するという考えに至った方はどれくらいいるでしょうか。実は、管理人はかつてタイに行った時に考えたことがあります。タイの首都バンコクは活気に溢れ、将来の成長を予感させるに十分な環境が揃っていると感じました。しかし、当時はタイバーツのようなマイナー通貨を扱うFX業者を見つけられなかったのです。
ここではマイナー通貨の扱いが豊富なOANDA Japan(オアンダジャパン)の取り扱い通貨ラインナップをご紹介したいと思います。海外旅行やニュースを見て、海外投資をしたいと考えた方に役立つと思います。きっと、お探しの通貨が見つかることでしょう。以下は、同社の提供する全72種類の通貨ペアです(2015年現在)。
OANDA Japanの取り扱い通貨ペア(通貨記号/読み方)
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先進国メジャー通貨
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USD/JPY | 米ドル/日本円 | EUR/JPY | ユーロ/日本円 |
AUD/JPY | オーストラリアドル/日本円 | GBP/JPY | 英ポンド/日本円 |
NZD/JPY | NZドル/日本円 | CAD/JPY | カナダドル/日本円 |
CHF/JPY | スイスフラン/日本円 | EUR/USD | ユーロ/米ドル |
GBP/USD | 英ポンド/米ドル | AUD/USD | オーストラリアドル/米ドル |
NZD/USD | ニュージーランドドル/米ドル | EUR/CHF | ユーロ/スイスフラン |
USD/CHF | 米ドル/スイスフラン | EUR/GBP | ユーロ/英ポンド |
GBP/CHF | 英ポンド/スイスフラン | AUD/CAD | オーストラリアドル/カナダドル |
AUD/NZD | 豪ドル/NZドル | CAD/CHF | カナダドル/スイスフラン |
AUD/CHF | オーストラリアドル/スイスフラン | EUR/CAD | ユーロ/カナダドル |
EUR/AUD | ユーロ/オーストラリアドル | GBP/AUD | 英ポンド/オーストラリアドル |
EUR/NZD | ユーロ/ニュージーランドドル | GBP/NZD | 英ポンド/ニュージーランドドル |
GBP/CAD | 英ポンド/カナダドル | NZD/CHF | ニュージーランドドル/スイスフラン |
NZD/CAD | NZドル/加ドル | USD/CAD | 米ドル/カナダドル |
欧州マイナー通貨
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EUR/DKK | ユーロ/デンマーククローネ | USD/DKK | 米ドル/デンマーククローネ |
EUR/NOK | ユーロ/ノルウェークローネ | USD/NOK | 米ドル/ノルウェークローネ |
EUR/SEK | ユーロ/スウェーデンクローナ | USD/SEK | 米ドル/スウェーデンクローナ |
EUR/CZK | ユーロ/チェココルネ | USD/CZK | 米ドル/チェココルネ |
EUR/HUF | ユーロ/ハンガリーフォリント | USD/HUF | 米ドル/ハンガリーフォリント |
EUR/PLN | ユーロ/ポーランドズロチ | GBP/PLN | 英ポンド/ポーランドズロチ |
USD/PLN | 米ドル/ポーランドズロチ | ||
アジア通貨
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USD/CNY | 米ドル/人民元 | USD/CNH | 米ドル/オフショア人民元 |
AUD/HKD | オーストラリアドル/香港ドル | CAD/HKD | カナダドル/香港ドル |
CHF/HKD | スイスフラン/香港ドル | EUR/HKD | ユーロ/香港ドル |
GBP/HKD | 英ポンド/香港ドル | HKD/JPY | 香港ドル/日本円 |
NZD/HKD | ニュージーランドドル/香港ドル | USD/HKD | 米ドル/香港ドル |
AUD/SGD | 豪ドル/シンガポールドル | CAD/SGD | 加ドル/シンガポールドル |
EUR/SGD | ユーロ/シンガポールドル | GBP/SGD | 英ポンド/シンガポールドル |
NZD/SGD | NZドル/シンガポールドル | SGD/CHF | シンガポールドル/スイスフラン |
SGD/HKD | シンガポールドル/香港ドル | SGD/JPY | シンガポールドル/日本円 |
USD/SGD | 米ドル/シンガポールドル | ||
USD/THB | 米ドル/タイバーツ | ||
USD/TWD | 米ドル/台湾ドル | ||
新興国(エマージェンシー)通貨
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EUR/ZAR | ユーロ/南アフリカランド | GBP/ZAR | 英ポンド/南アフリカランド |
CHF/ZAR | スイスフラン/南アフリカランド | USD/ZAR | 米ドル/南アフリカランド |
ZAR/JPY | 南アフリカランド/日本円 | ||
EUR/TRY | ユーロ/トルコリラ | TRY/JPY | トルコリラ/日本円 |
USD/TRY | 米ドル/トルコリラ | ||
USD/INR | 米ドル/インドルピー | ||
USD/MXN | 米ドル/メキシコペソ | ||
USD/SAR | 米ドル/サウジリヤル |
ご覧の通り、香港、台湾、シンガポール、中国といった近場を始めとして、メキシコ、タイ、インド、トルコといったなかなか行けない国の通貨まで取り扱っています。どれも、国内では全くと言ってよいほど、取扱のない通貨ばかりです。OANDA Japanでは、そういった外為取引のマイナー通貨を幅広く扱っています。
成長期待のかかるおすすめ通貨
ここでは、数あるマイナー通貨の中でも、管理人おすすめラインナップをご紹介しましょう。トルコ、インド、メキシコです。どの通貨も利回りが高く、FXでは保有している期間に応じてスワップポイント(金利)が付きます。さらに成長国家として将来の通貨高を期待することもあり、投資で大きなリターンが期待できる通貨です。
以下、各国の特徴を簡単に説明したいと思います。
ユーロ圏の工場トルコリラ
マイナー通貨代表として、本サイトが専門としているトルコリラの特徴を最初にご紹介しましょう。
トルコと言えば、カッパドギアや地中海バカンスなど、旅行先としてのイメージが強い国です。実際、観光収入が外貨の稼ぎの一部を担っています。他に、トルコ絨毯がおみやげものとして有名でしょうか。歴史的に、手工芸が栄えてきた国でもあります。
近年ではトルコは重工業に力を入れています。海外企業の誘致に力を入れていて、BMWやプジョーなどの欧州自動車メーカーを始めとして、実は日本のトヨタ・ホンダも現地に工場を建てています。最近では、エンジンのような基幹部品の生産も計画しいて、収益の拡大を狙っています。
狙うは欧州の工場の座です。トルコで作ってヨーロッパ中に輸出する。外貨を稼いで、経済成長を促す。そんな技術立国を目指す国家計画のある国であったりします。当然、経済が発展すれば、通貨高となる期待が持てる訳です。
実は先進国インドルピー
インドというと、管理人はなんだか摩訶不思議の国というイメージがあります。一度言ってみたいとのですが、お腹を壊すのが怖くて行けていません。行ったことがある人は、誰しも「人生観が変わる」と言います。
そんなインドですが、実は投資の世界では先進国扱いをされています。投資インフラや外資を受け入れる体制が整っているためです。実際、国内の証券会社でもインド向け投資ファンドはよく見かけます。イメージとは裏腹に、投資対象としての体制は健全です。
成長期待も高まっています。2007年以降はリーマンショックの後遺症で成長が危ぶまれました。しかし、2014年でGDP成長率の低下は底を打ったと言われています。再び経済が活性化するのは、そんなに遠くはない未来でしょう。2014年の年末から、既に通貨高の傾向も見せ始めています。
成長期待著しいメキシコペソ
メキシコといえばマフィアでしょうか。古代遺跡もあるので一度は行ってみたい旅行先ですが、なかなか足を運べません。ただ、管理人はメーカーに勤務しているので、もしかしたら仕事で転勤することがあるかも知れません。そう。メキシコという国は、実は日本のメーカーの進出が多い国なのです。
メキシコにメーカーや商社が進出する理由は2つ。一つは大きなマーケットであるアメリカ本土に近いこと。もう一つは、やはり成長期待が高く、国内需要を見込むことができるためです。この点は、南米の国ブラジルでも同じことが言えます。ブラジルレアルもやはり将来の通貨高が期待できるマイナー通貨です。
もっともメキシコに限って言うとMIST(Mexico,Indonesia,South Korea,Turk)と言って、ブラジル含むBRICSの次の投資国群としての注目されています。ブラジルと同じく投資の対象となる国として見てよいでしょう。
新興国投資で外貨を買うなら
旅行先の通貨が見つかるFX証券会社を以上にご紹介しました。海外旅行や新聞記事で新興国への投資に興味を持った方。国内の証券会社では投資信託やMMFといった金融商品ばかりが目に付きますが、FXで直接外貨を保有するという投資の方法もあるのです。
投信やMMFは手数料が高めです。その点、FXもスプレッドと言う名の手数料は支払いますが、一般に安く済むのが特徴です。特にOANDA Japanはスプレッドが安く、一般の外為取引も低コストで済む点が特徴です。カナダに拠点を置くワールドワイドな証券会社ですが、日本での実績・信用もあります。
興味を持たれた方は、是非一度、検討されてはいかがでしょうか。
OANDA Japan詳細
- 本社:米国(NY)
- 海外拠点:カナダ、シンガポール、イギリス、オーストラリア、日本
- 取扱通貨:主要7通貨+トルコリラ・インドルピー・メキシコペソなど(全72通貨)
- 取引単位:1通貨単位から