このページには、トルコリラに関わる注意点や質問・疑問を解消するためのQ&Aをまとめました。
トルコリラはFXでもスワップポイントが魅力的な通貨です。ただ、マイナー国らしいクセも併せ持った通貨でもあります。そのため、本サイト読者の方からしばしば質問を受けることもあります。そこで、以下にはトルコリラに関わる質問と回答を管理人なりにまとめてみました。
追加の質問がありましたら随時更新したいとも思います。詳細事項に関しては、関連ページへのリンクも記載しました。良きトルコリラライフの参考にして下さい。
トルコリラの買い時は?
最初に一番難しい問題からです。正直、これが分かれば苦労はしません。
ただし、ヒントとなる材料はあります。個人的におすすめするのが暴落時の逆張り買いです。非常にストレスはあるのですが「安い時に買って高く売る」を地で行くなら、これしかありません。何気に管理人の得意な方法でもあります。
具体的な買いのタイミングは以下の記事を参照ください。逆張り買いの攻略法を語っています。
スワップポイントが高いって本当?
一般のFX通貨に比べて、トルコリラのスワップポイントはかなり高く設定されています。その設定利回りは、世界一高いと思って良いでしょう。
具体的な金額は、まとめページにてご紹介しています。FX会社ごとにまとめました。参考にしてみてください。
政策金利って何?高いの?
前述のスワップポイントを決める元になる数字が政策金利です。日本や一部の国では、公定歩合の名称で知られていますね。トルコの場合、2018年の現在は8.00%に設定されています。
トルコの場合、インフレ色が強いので政策金利が高めに設定されています。政策金利⇒銀行利子⇒スワップポイントという順で設定金額が推移するので、政策金利が高いほどスワップポイントも高くなります。
この政策金利は、後述するトルコ中央銀行(TMBC)の定期会合で決定されます。
スプレッドが広いけどなんで?
基本的にマイナー通貨はスプレッドが広い傾向にあります。理由は流動性が少ないからです。これはマイナー通貨ゆえの宿命でしょうか。売買する相手が少ないゆえに売買価格の開きも大きくなる傾向にあります。
ただ、一部のFX会社ではカバー先銀行に優秀な所を抑えていたり、大きなFX市場に直接注文を取り次いでいたりします。近年では、スプレッドもだいぶ狭くなってきました。
詳しい事情は、以下の記事を参考にしてみてください。
おすすめのFX会社は?
用途によって異なるのですが、基本的にはスワップポイント目当ての質問だという前提で話を進めます。
スワップポイント目当ての場合、FX初心者に優しい会社はセントラル短資FXです。理由としては、スワップポイントが安定していて突然の大幅変更がないことや、ツールその他が使いやすいことがあります。
詳しくは、公式PRページもご覧ください。
FXに関して中級者を自称できる実力者であれば、デューカスコピー・ジャパンという選択肢もあります。こちらは日本では珍しいパターンのクセがあるツールになります。ただし、その使い勝手を超えるほどにスプレッドコストが安いというメリットがあります。
詳しくは、以下のページも参考にしてください。
何かいいキャンペーンない?
私事で申し訳ないのですが、前述したセントラル短資FXとタイアップキャンペーンを実施させてもらう機会が多くあります。キャンペーン内容は、トルコリラのレポートプレゼントキャンペーンだったり、キャッシュバック増額キャンペーンであったりします。
現在実施中のキャンペーンは、公式PRページをご確認ください。
なんでトルコリラこんなに下がったの?
理由は二つあります。一つは米国の金融緩和策で新興国全般から資金の引き上げがあったこと。もう一つは、トルコのお隣シリアで内紛が起きていたことです。
ただ、2018年の現在ではどちらのファンダメンタルズ要因も解消されました。あとは、トルコのインフレが解消すれば最高、という局面に差し掛かっています。
トルコのインフレって何?
トルコのような新興国では、経済の成長スピードが非常に早いという特徴があります。そうした場合、カネよりモノの価値の方が高く、インフレ率が高止まりする傾向があります。
トルコの場合、従来は10%前後で推移してきました。ただ、10%を超えてくるとさすがに高すぎるという論調が紙面を賑わせます。
そうした場合、トルコ中銀が政策金利の引き上げを敢行し、引き締め策に転じることが常套手段です。うまくインフレが解消されれば、トルコリラという通貨にとってもプラスの材料となります。
詳しい事情は、以下の記事を参考にしてください。
トルコのニュースってどこで見るの?
最近だと日本のメディアでも見ることができるようになってきました。ただ、やはり海外紙とFX会社のニュースが多く扱う事実は変わりません。ロイター紙やBloombergがよくトルコ関係のニュースを流しています。
詳しい事情は、以下の記事を参考にしてください。
エルドアン大統領って何者?
トルコの大統領です。政治的迫害を受けて投獄された過去があるものの、イスタンブール市長、トルコ首相、大統領と不屈の精神で成り上がりました。
トルコ首相時代はトルコの工業化を推進し、大幅なGDP成長率を実現するなど、かなり政治家としての手腕を発揮しました。しかし、近年ではそのワンマンぶりが不評を呈しています。
同氏の政策志向については、過去の記事をご覧ください。
トルコ中銀って何する所?
基本的にはトルコ経済のバランスを保つところです。特に政策金利の調整や金融政策の舵取りでインフレ率や物価価格の安定に貢献するお役所です。定期の会合で政策金利を決めるのも、トルコ中銀の役割です。
しかし、近年は政治圧力を受けてうまく機能していない一面があります。詳しい事情は、以下の記事を参考にしてみてください。
シリア問題で影響受けないの?
もろに受けます(受けていました)。特に難民問題ではEUに流れ込む避難民を受け入れるなど、強いプレゼンスを発揮していました。しかしながら、それ以上に中東方面への陸路が閉ざされたことで受けた経済的被害の方がずっと大きいという事実があります。
そのシリア問題も収束に向かっています。最近では、為替レートもシリア関連のニュースに反応しなくなってきました。
売買していい時間帯は?
少し、FX関係の話に移りましょう。トルコリラの場合、日中の買い入れは厳禁です。理由は、スプレッドが広いためです。
前の項でも書きましたが、トルコリラはスプレッドが比較的広いタイプの通貨です。理由はマイナー通貨らしく流動性が低いためです。この点、特に日中の時間帯は売買が活発でないため、スプレッドが広がる傾向にあります。
トルコリラを売買するなら、夕方から夜間の時間帯です。詳しい事情は、以下の記事も参考にしてみてください。
TRYJPYって何?
TRYはトルコリラの通貨記号です。JPYは同じく日本円です。TRYJPYと書くと、トルコリラ円を意味します。
トルコリラの場合、他にもUSDTRY(ドルトルコリラ)やEURTRY(ユーロトルコリラ)を扱っているFX会社もあります。違いは見ての通り、トルコリラとセットになる通貨の違いです。
トルコリラのシステムトレードってないの?
残念ながら、トルコリラ専門のシステムトレードは管理人の知る限り見当たりません。これは一般のシステムでもMT4の自動売買プログラムでも同様です。中長期的なトレードが大きいためか、あまりシステムトレードを必要としないように思います。
もっとも、トラリピのような半自動売買はトルコリラとも相性が良いと思います。詳しい内容は以下の記事をご覧ください。
異業者両建てって何?
スワップポイントが高いFX会社で買い、スワップポイントが安いFX会社で売ると、スワップポイントが収支でプラスになることがあります。これを「裁定の機会がある」という言い方をします。裁定の機会を得るためには、異なる業者間で買いと売りの両建てを行う必要があるため、異業者両建てという言い方をします。
別名、スワップアープとか裁定取引とかとも言います。詳しいやり方は、以下の記事を読んでみてください。
結局の所、スワップ運用って儲かるの?
儲かるか儲からないかはトルコリラの為替レート次第です。ただ、レバレッジ1倍で10年くらい保有していれば期待値は悪くないと思います。
以下の記事では10年間の運用利回りをシミュレーションしてみました。参考にしてみてください。
参考:10年後にトルコリラの運用利益はいくらになるのか検証した結果