最近、対円では不調の続いたメキシコペソ円。ただ、久しぶりにチャートをのぞいてみると底打ち感が出ていました。今回は高金利通貨としてトルコリラに次いで人気のあるメキシコペソに焦点を当ててみようと思います。
メキシコと言えば、アメリカの好景気を受けて景気が上昇中の国です。それに加えて、米ドルも既に高値圏。割安感のあるメキシコペソに注目が集まっています。
このメキシコペソですが、直近では対ドルで絶好調の通貨でした。しかし、対円では円高傾向にあり不調が続いておりました。そんなメキシコペソ円のチャートにもとうとう底打ち感が出てきたというお話です。そんな訳で、以下に詳細を語りたいと思います。
メキシコペソ円のチャート分析
最初にメキシコペソ円のチャートから見ていきましょう。以下のチャートは直近のメキシコペソ/円(MXN/JPY)の日足チャートです。これを見る限り、底打ち感が出ているように管理人は思います。
チャートのポイントとしては、以下の通りです。
- なべ底のチャートパターンを形成。反発局面に入っている。
- 直近のフラッシュクラックでも6月の安値を割らなかった。
- 特に直近の円高トレンドにも引きずられずに上昇傾向
冒頭に書いた通り、本家のメキシコペソ・ドルの相場は絶好調なのですが、いかんせん対円では円高トレンドにありました。そんな円高トレンドに引っ張られることなく反発し始めている点は評価が高いと思います。
うまく相場が読めるならば、ドル円の売りで円高ヘッジを掛けても良いですね。ただ、いずれにしてもメキシコペソの上昇を基準にポートフォリオを組んでいきたい局面だと思います。
メキシコペソ高の期待材料
ペソ高となっている背景には色々あります。ざっと言って、以下のファンダメンタルズ要因が働いていると個人的には推測しています。
- アメリカ好景気の影響を受けて隣国メキシコにも景気上昇の波が来ている。
- アメリカのドル安誘導の期待から相場参加者がドル売りにシフト。代わりの投資先としてメキシコに資金が流れている。
- そもそもがメキシコペソは昨年まで売られた通貨なのでメキシコ経済に割安感。
- オブラドル新大統領が就任。新政権への期待によりメキシコに買い。
補足しますと、まず米国の動きが気になるところですね。トランプ政権はかねてからドル高に危機感を募らせています。そして、支持率回復のためにはもう一段の株高を演出したい。となれば、ドル安誘導によって米国投資に割安感を演出したいのではないかという推測が成り立ちます。そんなドル安誘導が実現するとなれば、メキシコペソのような新興国通貨は相対的に上がるのではないか?という期待が掛けられます。
メキシコ特有の材料もあります。新政権の誕生です。
昨年の12月から、オブラドル大統領が新政権を立ち上げました。それまではNAFTA交渉やオブラドル大統領のタカ派的なアクションにリスクが感じられました。しかし、就任前あたりから事態は好転。NAFTA交渉は無事に終了し、大統領は大統領で非常に現実的かつ地道な政治活動を続けています。
こうしたリスク後退の状況を受けて、対ドルではメキシコペソが非常に好調な動きとなりました。唯一の懸念であった円高傾向も、それを上回る勢いでペソ高となっていることは前述の通りです。
セントラル短資FXでメキシコペソ円取り扱い開始
以上の通り、今回は相場予想を交えてメキシコペソについて熱く語ってみました。メキシコペソに期待する個人投資家の方々には良いニュースだったのではないでしょうか。
そんなメキシコペソにもう一つの朗報です。セントラル短資FXでメキシコペソ円の取り扱いがスタートしました。以前から人気のあったトルコリラ円に加えて、新たな通貨ペアが加わったという訳です。スワップ投資家にとって、さらに魅力的なFX会社となりました。
期待のスペックは、納得のスプレッド0.5銭。さらには直近まではスプレッドキャンペーンも行っていました。今後のキャンペーンやサービスにも期待が掛かりますね。
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