今回はテクニカル指標によるチャート分析を取り上げたいと思います。RCIの紹介です。
RCIと言えば、著名なトレーダーの方も何名か利用されている分析指標です。最近、流行の兆しを見せていて、管理人も流行りに乗って勉強してみました。
すると、トルコリラ円の月足チャートに大きな変化があったことを発見したのです。いわゆる、買いシグナルの点灯です。
そんな訳で、今回はRCIの使い方をご紹介がてら、トルコリラの長期RCIについて解説を加えていきたいと思います。
RCIというFX用の分析指標
最初にRCIというインジケータの基礎をご紹介致しましょう。
RCIというのは”Rank Correlation Index”の頭文字を取った名称です。”Rank”とある通り、時間と価格のランク付けを行い、指標化したものです。-100%から+100%までの値を取ります。
一般には、+80%を上回ったら買われすぎ、-80%を下回ったら売られすぎを示すことが知られています。ただ、必ずしも逆張りに使う訳ではなく、使い方によっては順張りにも利用できます。なかなかに応用範囲が広い分析指標となっています。
まあ、使い方やトレード手法についてはネット上にも色々と紹介されています。興味のある方は調べてみると良いかもしれません。
3本のRCIを使ってトレンドの転換を見極める
RCIの基本は上記の通りですが、応用する方法もいくつかあります。そのひとつが3本のRCIを同時に表示する分析手法です。一般には「9・26・52」の期間で3本表示する方法が知られています。
ところで、冒頭で「-80%以下で売られすぎ」と書きました。言い換えれば、その反転の動きで逆張りが可能となる訳です。そんな売られすぎからの反転シグナルが、まれに3本同時に現れることがあるのです。
イメージとしては、ざっと以下の通りです。
1本のRCIの反転でも逆張りのシグナルとはなります。ただ、3本揃うとより確度の高いトレンド転換のシグナルになるのですね。この方法は覚えておいて損はありません。
トルコリラ円の月足チャートにRCIの買いシグナル
さて、本題に入りたいと思います。
ここまで書いたようなRCIの分析手法を勉強しながら、トルコリラ円のチャートに当てはめながら理解を深めておりました。そうしたら、ひとつ面白いことに気づいた訳です。
ずばり、月足チャートで下落トレンドが転換するシグナルを出していました。
ご覧の通り、トルコリラ円は中期(26期間)と長期(52期間)のRCIがずっと底に張り付いていた状況です。これは長らく下落トレンド(売られすぎ)の状況が続いていたことに他なりません。
ただ、直近で中期・長期ともに上向きに転じていますね。つまり、長く続いたトルコリラ円の下落トレンドが転換する合図を出しているということです。これを見た時は、軽く小躍りしましたね。
RCIを見るならセントラル短資FXのスマホアプリで
以上の通り、今回はRCIを使ってトルコリラ円のチャート分析をしてみました。
直近で底堅い値動きを見せるトルコリラ。バッドニュースが出てもなかなか下がらず不思議に思っていましたが、今回、なんとなく腑に落ちた感じがしました。RCIという分析指標を使うと、その値動きがテクニカル的にも正しそうだということが分かったという訳です。
ちなみになんですが、このRCIというインジケータはスマホアプリでも確認することができます。今回の記事ではセントラル短資FXのスマホアプリでスクリーンショットを取ってみました。「使ってみよう」という方は、Google PlayやAppleストアからダウンロードしてみると良いかと思います。
さらに余談ですが、いまセントラル短資FXに口座開設頂くと、管理人書き下ろしのトルコリラ取引の教科書がプレゼントされます。こちらではRSIを使ったトレード手法を軽く紹介していますね。
RCIもRSIもどっちも使えるインジケータですが、RSIはRSIで面白い使い方ができますね。興味のある方は、以下のリンクから口座開設をして頂ければ幸いです。