トルコリラの積み立てをするなら、外貨預金よりもFXです。なにせ外貨両替の取引コストが違います。
そんなFXを使ったトルコリラの積み立て戦略をご紹介していきます。積み立てをする場合に重要な要素は、”何”を”どれだけ”積み立てるか?という点です。要は買い付けるトルコリラの購入量を計算するのに面倒な手続きがあるのですね。その計算方法も併せてご紹介しましょう。
今回はドルコスト平均法による積み立て手法を説明します。
外貨預金のようにトルコリラを積み立てる貯蓄法
ここでは、トルコリラを定期的に積み立てていく手法をご紹介します。例えば、毎月の給料から1万円を回して貯蓄に当てるという使い方が思いつきます。いわば、銀行の積み立て式外貨預金を自分でやってしまおうという手法です。
積み立て戦略では、まずレバレッジを抑えます。等価で積み立てるのであれば、レバレッジ1倍が望ましいのですが、後述するように場合によっては難しいかも知れません。ただ、目安としてはレバレッジ5倍以下を推奨します。現実的には、これくらいが積み立ての金額としてはほど良いのではないでしょうか。
トルコリラの積み立ては月1万円から運用できる。
レバレッジを5倍以下に抑えても、1,000リラの購入価格は1万円を下回ります。つまり、1万円あればトルコリラの積み立て運用ができるという計算です。レバレッジの計算については後述します。
ドルコスト平均法のルールについて
積み立ては、決めた日程に決めた金額だけ行ないます。いわゆるドルコスト平均法のルールを採用します。
ドルコスト平均法では、レートが安いときにたくさん買い、高いときには購入量を減らします。具体的には、以下の表のように計算します。レートによって購入数量が変わっていることに注目してください。
リラ安レート | リラ高レート | |
---|---|---|
為替レート | 例:1TRY/JPN=20円 | 例:1TRY/JPN=25円 |
購入数量 (1万円当たり) (レバレッジ5倍) |
2,500 | 2,000 |
計算式 | 10,000×5÷20 | 10,000×5÷25 |
ただ、1,000リラ未満の単位で買えるFX会社は限られています。実際の管理はもう少しアバウトになるかもしれません。飽くまで目安として下さい。
積み立てを計画する場合は、上記のドルコスト平均法を基本として1年~5年を目処に続けます。トルコリラの高金利を利用し、定期預金とは比べ物にならないほど高い利回りを目論む訳です。
ドルコスト平均法の計算方法は意外と簡単
毎月の積み立て時の購入量を決める計算式についてもご紹介しておきましょう。
まず、ドルコスト平均法における購入量の計算式は以下の通りになっています。
ドルコスト平均法における購入数量の計算式は以下の通りです。
購入量=積み立て資金×レバレッジ÷為替レート
意外と簡単ですね。では、具体的に計算してみましょうか。
- 毎月30,000円を積み立てると仮定します。
- レバレッジは5倍に抑えます。
- トルコリラの為替レートが20円であると仮定します。
この場合の計算式は以下の通りです。
購入数量=10,000×3÷20=1,500リラ
計算できました。簡単でしょう?
500リラという半端な数字が出ていますが、後述するようにSBIFXトレード(スポンサードリンク)のような1通貨単位の取引が可能なFX会社を使えばOKです。
積み立て投資戦略の優位性
さて、トルコリラの積み立て運用について基本を解説した訳ですが、積み立て運用にはメリットもあればデメリットも存在します。
積み立て運用のデメリットってなんでしょう? 以下には、トルコリラの積み立てにおけるメリット・デメリットを述べていきます。
◎価格変動リスクを抑えることができる
ドルコスト平均法では安いときに多く買い、高いときに購入量を少なくすることで、購入単価を平均化します。この結果、単に長期保有をする場合に比べて、価格変動の影響を受けにくくなります。
結果、安定した利回りを期待することできます。 これがドルコスト平均法のメリットです。
〇単純なルールで取引することができる
長期保有する場合、やはり相場感というものが必要です。政治情勢や政策金利に目を光らせていなければなりません。しかし、積み立て運用ではそのような情報が無用です。ドルコスト平均法で機械的に買い増しをしていくという単純なルールを厳守すること。これが唯一の制約条件です。
△積み立て資金から購入数量を計算する手間が必要
毎月の投入金額と為替レートから、トルコリラの購入数量を計算する必要があります。いくら単純明快な手法だからといって、全く知識なく取り組めるものではありません。この点、多少の手間はあります。
ただ、毎月の積み立てを行っていくうちに計算式は自然と頭に入ります。なんなら、Excelのような計算ソフトで雛形をつくっておいてもよいですね。
×ドルコスト平均法は為替差益を狙いにくい
積み立て戦略では相場が下がり調子の場合も、あえて買っていきます。その方が、購入単価が下がるからです。逆も然りで、レートが高いときにも買っていきます。
その結果、良くも悪くも購入単価が平坦化します。為替レートが高いときに解約しても、平均レート以上に儲かることがないのです。良くも悪くも、為替変動の影響を受けにくい手法となっています。
少ない金額でトルコリラを積み立てる方法は
さて、実際にトルコリラの積み立て運用を行おうと思った場合につまづくポイントについてご説明しましょう。少ない資金でどうやってトルコリラを買うか?という問題です。
実際問題として、家庭の貯蓄から積み立てられる金額は毎月10,000~30,000円程度が妥当な所ではないでしょうか。つまりは少額からトルコリラを買うことができるFX会社を探す必要がある訳です。
トルコリラというマイナー通貨を扱っていて、さらに小ロット取引が可能であるとなると、FX会社の選択肢は非常に限られてきます。果たして、そんな都合の良いFX会社なんてあるのでしょうか?
結論から書くとあります。10,000円からトルコリラを買うことができるFX会社が。対応できるFX会社は以下の3社です。
取引単位 | 最大レバレッジ | 特徴 | |
---|---|---|---|
SBI FXトレード | 1通貨 | 25倍 | 1通貨で売買が可能 |
OANDA JAPAN | 1通貨 | 25倍 | スプレッドが狭い |
セントラル短資FX | 1,000通貨 | 10倍 | スワップ安定している |
2019年現在 |
トルコリラの積み立てを計画する場合、国内では上記のFX会社が選択肢に挙がります。各社の詳細をコメントしていきましょう。
SBI FXトレードは1通貨から取引可能
SBI FXトレードは1通貨単位でトルコリラを取引できる貴重なFX会社です。2017年からトルコリラ円の扱いを開始し、その結果、有力な積み立て口座候補となりました。
1通貨単位での取引が可能なメリットは、やはり小口の資金から買い付けることができる点ですね。最小で50円単位での積み立ても可能になっています。これならドルコスト平均法で計算した取引数量を厳密に守って積み立て購入をすることができます。
トルコリラでなくとも、多くの通貨を1通貨単位=150円未満で買うことができます。少額でFXを初めてみたいという方には非常に使い勝手が良いFX会社であることでしょう。個人的にも、株やFXは少額から始めて経験を積むことをおすすめしています。
SBI FXトレードの詳細については以下のページをご覧ください。
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OANDA JAPANも1通貨単位で取引可能だが
同じくOANDA Japanでも1通貨単位で取引することができます。購入数量を厳密に管理することができます。
同社のユニークな点は、スワップポイントの計上方法です。OANDA JAPANでは、スワップポイントが秒単位で加算されます(上記の表では24時間で加算される金額を計算してみました)。何気に土日祝日も淡々とスワップポイントが加算されます。
懸念があるとすれば、トレードツールの操作がちょっと難しいことでしょうか。やや中級者向けであるかも知れません。まだFXツールの操作に慣れていない方なら、前述のSBI FXトレードの方がおすすめです。
それでもスプレッドコストが狭いので、OANDA Japanは短期売買のトレーダーに人気があります。当然、スプレッドコストが安い方が積み立て運用もしやすくなりますね。
OANDA Japanに興味のある方は、以下のHPもご覧ください。
セントラル短資FXはスワップポイントが安定している
セントラル短資FXは、最低取引単位が1,000通貨のFX会社です。レバレッジ1倍で計算しても20,000円程度からトルコリラを買うことができる訳です。ただし、端数切捨てでやや管理がアバウトになります。トルコリラのレートにもよりますが、厳密なドルコスト平均法の計算からは誤差が出ます。
それでも、スワップポイントの大きさと安定感は見逃せません。長年に渡る逆風の中でも、トルコリラを扱ってきた実績があり、非常に信頼感があります。「突如のFX会社都合で扱い中止=積み立て計画破たん」なんて嫌ですよね。このリスクを懸念される場合は、セントラル短資FXがおすすめです。
計画破綻のリスクを抑えて、長期的に積み立て運用を行いたい。セントラル短資FXはそんな方におすすめのFX会社です。
興味のある方は、以下のHPをご覧ください。こっそりプレゼントもご用意していますよ。
積み立て運用は初級者向けの簡単なFX貯蓄法
積み立て戦略は、機械的な積み立てルールでトルコリラを購入する方法です。「塵も積もれば山となる」で、コツコツ積み立てていけば数年後には大金になります。下手な相場感でFXをするよりも、よっぽど安定した結果を出すことが可能でしょう。
繰り返しになりますが、最低限レバレッジの計算は知っておく必要があります。せいぜい5倍に抑えましょう。あまり欲張ってレバレッジを上げると、長期の価格変動に耐えることができません。
当然ながら、上級者にはNGという訳でもありません。長期の見通しが立つならご自身で建て玉のルールを変更したり、相場観を持ってタイミングを計っても構いません。上記はあくまで基本的な内容です。応用を利かせて、アレンジのバリエーションを増やしても面白いかも知れません。実際の所、管理人も毎月3万円を積み立てています。
積み立て運用の口座選びに迷ったら
積み立て口座に迷ったら、とりあえずはSBI FXトレードに口座開設しておけば良いと思います。1通貨単位で買い付け可能なので柔軟に積み立てる金額を増減できます。ボーナスが出たら金額を増やすなんて使い方もOKです。
詳細については以下のHPにPRが掲載されています。併せてご覧ください。口座開設のお申し込みもできます。
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そのような訳で、今回はトルコリラの積み立て方法を解説してみました。興味のある方は少額からでも始めてみてはいかがでしょうか。FX初級者にもおすすめです。