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トルコリラ円が一目均衡表で転換合図

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トルコリラ円(TRYJPY)が久々に一目均衡表のトレンド転換を示しました。日足チャートで雲抜けからの押し目形成。実に2015年11月以来の出来事です。

トルコリラ円が上昇している理由は前回お話したキャリートレードの需要でしょう。金利の高い通貨を買って、金利の安い通貨を売る。まさにトルコリラ買いの日本円売りが狙い目の通貨ペアとなる訳です。

本来的には、ゼロ金利通貨の仲間としてユーロも売りの対象となり得ました。ただ、直近ではユーロの為替レートも上がっています。今回は、ユーロの動向も交えて、トルコリラ円のチャートに起こっていることを考察していこうと思います。

トルコリラ円に転換シグナル発生

最初にチャートのおさらいから。以下はセントラル短資FXのみらいチャートから日足チャートを引用しました。表示している分析指標は「一目均衡表」です。

トルコリラ円が一目均衡表で雲のサポート

ご覧の通り、トルコリラ円は一目均衡表の雲を上抜け。いわゆる下落トレンドから上昇トレンドへの転換シグナルを示しています。これって、実に一年以上ぶりの出来事なんですね(前回の雲抜けは2015年11月)。尚、記事冒頭の画像は「五目」であって「一目」ではありません。本記事の内容に全く関係ないことをお詫び申し上げます。

さて、みらいチャートは週足の売買シグナルでも、上昇トレンドのサインが点灯しています。他にもいくつかの分析手法で転換を示す合図が出ているので、あながち間違いではないと思います。管理人も久々にトルコリラ円を仕込む機会が巡ってきたと感じている次第です。

トルコリラ円に買いシグナル多数

みらいチャートはセントラル短資FXのマイページから確認することができます、一目均衡表は奥の深い分析手法ですが、雲の上抜けシグナルならみらいチャートで一発確認できますね。トルコリラ円のスワップポイントも安定しているので、管理人のおすすめです。

一目均衡表でゆっくり押し目買い

一目均衡表の買いシグナルを確認したところで、買いのタイミングはどこでしょう。ここまであった他のいくつかのエントリータイミングについては、管理人のtwitterアカウントで何度か言及してみました。そんな中、最後の最後にやってきた買いのタイミングがあります。それが一目均衡表の雲サポートのサインです。

一目均衡表の正統的な買いのタイミングとして「雲を抜けた後に下降。チャート上で安値が更新されないことを確認して買う。」というセオリーがあります。要は、雲抜け後の押し目買いを推奨している訳ですね。

トルコリラ円が一目均衡表で雲のサポート

画像はセントラル短資FXのみらいチャート

上記チャートに書き込んだ通り、今回は押し目の確認に「雲のサポート」を利用しました。雲というのは反対売買の意欲が強い価格帯でして、本来的に目先の値動きが反転しやすい性質を持っています。値動きが反転するはずの雲を抜けたからトレンドの転換、基本通りに雲で値動きが反転したから押し目という解釈をした訳です。

念のため、逆指値は入れておきましょう。逆指値はサポート確認直後のローソク足安値である30.6円より少し下です。理由は、ここより下がると「目先の値動きが反転した(はず)」という仮説が崩れるためです。どんな強力なシグナルでも100%の正解はありません。保険は忘れずに掛けておきましょう。

トルコリラ円には逆指値のストップ注文を

なぜ日本円が売られるか

ところで、トルコリラ円のレートが上がるためには2つの条件が必要です。一つはトルコリラが買われること。もう一つは日本円が売られることです。直近ではリラ買いと円売りの周期が同期して、トルコリラ円が非常に面白い通貨となっています。

では、なぜ日本円は売られているのでしょう。前回のブログでも記載しましたが、個人的にはキャリートレードの復興が背景にあると考えています。それもユーロ売りの代替としての日本円売りでしょうか。

本来的にキャリートレードは、金利の安い通貨を売って金利の高い通貨を買う手法です。従来だと、日本円と同じくしてゼロ金利通貨代表のユーロ売りが行われていました。ところが最近ではユーロは買いが入る傾向にあります。下手にユーロを売ることができないので、代替案として日本円に売りが入っていると管理人は見ています。

そのキャリートレードにしても、本来的には市場のリスク許容度合が高まらないとなかなか実行されない手法です。円売りもまた然り。日本円は非常にリスクに敏感に反応します。ここに来て、マーケット参加者のリスク許容度が非常に上がっていると感じています。

なぜユーロが買われているか

じゃあ、なぜユーロは買われているのか。そして、なぜ市場のリスク許容度が上がっているのか。個人的には、フランスの大統領選挙を無事通過したことが市場の安堵感を高めたという説を採用したいと思います。マクロン氏の勝利で、フランスのEU離脱(牽いてはEU崩壊)の危機を回避。先行して流れたニュースで売って、事実で買いに戻った形です。昨年から、市場はそんな流れを繰り返しています。

とは言っても、それは飽くまで管理人個人の見方。一意見に過ぎません。世の中、色々な方が色々な意見を持っています。特に優秀なプロの方の意見に(時には自分と反対の意見であっても)耳を傾けることも必要だと思います。

セントラル短資FXのマーケットビュー

上記はセントラル短資FXの情報ページ「マーケットビュー」から。ご覧の通り、今のホットな話題はユーロ買いの背景です。ロンドンFXでお馴染みの松崎美子さんもレポート配信されていますね。こういった情報に目を通しておくと、相場観にも磨きが掛かるってもんです。

マーケットビューはセントラル短資FXのマイページから確認することができます。著作権に配慮して、当サイトで中身をご紹介することはありません。気になる方、口座をお持ちの方はセントラル短資FXのサイトへどうぞ。トルコリラの扱い歴も長いので、売買口座としてもおすすめですよ。

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※本記事は筆者個人の主観に基づいて作成されたものであり、将来的な事実を確約するものではありません。FXに限らず、金融商品の売買には自己責任が伴います。本記事は読者の方に売買を強要するものではありません。